●いろいろなウレタンフォームのはなし

今回はソファーのクッションに使用するウレタンフォームについて紹介します。



●ウレタンフォームは密度が大事

突然ですが、ウレタンの質の重要なポイントは密度です。
密度が高いほど、材料を多く使用するため、高価格・高品質になります。基本的に密度が高いほど硬くなりますが、配合する原料によって、高い密度の柔らかいウレタンフォームができたりと、いろいろな種類のウレタンフォームが作られます。
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スラブウレタンのイメージ
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モールドウレタンのイメージ
●つくり方の違いによるウレタンの種類
 スラブウレタンとモールドウレタン

つくり方の違いによるウレタンの種類として、

一定の大きさのウレタンからカットしていく「スラブウレタン」と
クッションの形状をした型に原液を流し込み発泡させて作ることで、
型通りの形状のウレタンが出来上がる「モールドウレタン」があります。モールドウレタンは自動車のシートによく用いられます。

モールドウレタンは発泡して製造したそのままの状態なので、
外側に食パンでいう耳のような、皮状の膜があります。
その為、同じ密度のスラブウレタンに比べて耐久性があるという利点がありますが、金型を造る必要がある為、基本的に大量生産に適した製造方法です。

受注生産で製造するユーカスでは、スラブウレタンを使用しています。


●原料の違いによるウレタンフォームの種類

ウレタンフォームは混ぜ合わせる原料によって、様々な特性をもったものができます。
ここではユーカスで使用している、いろいろなウレタンフォームを紹介します。


○一般フォーム
密度が高くなるほど硬くなる、一般的なウレタンフォームです。
決して特徴のない安いウレタンフォームという事ではなく、基本的なクッション性のウレタンフォームです。使用したい密度で丁度良い固さがある場合に使用します。

○ソフトタッチフォーム
非常に柔らかい感触が特徴のウレタンフォームです。
腰掛けた最初の触感を柔らかくする為、座クッションの表層に使用したりします。

○ラバータッチフォーム
フォームラバーに似たクッション性が特徴のウレタンフォームです。
フォームラバーはトレーニング機器のハンドル部分に使用されています。簡単に表現すると、柔らかくかつ弾力があるという感触です。
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一般フォーム
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ソフトタッチフォーム
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ラバータッチフォーム
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高硬度フォーム
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低反発フォーム
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チップウレタン
○高硬度フォーム
非常に高い硬度が特徴のウレタンフォームです。
座クッションの下層に用いることで底突き感をなくす為に使用したり、
沈み込みを少なくしたい時に使用します。

○低反発フォーム
徐々に沈みこむ、独特のフィット感が特徴のウレタンフォームです。
柔らかすぎずフィット感を出したいときに、表層に使用します。
気温により硬さが変化しやすいウレタンです。


○チップウレタン
粉砕したウレタンを固めたものです。
高い硬度のものができうるので、座クッションの下層で底付き感をなくす為に使用します。


このような種類のウレタンを複数重ねることで、商品にあった座り心地をつくりあげていきます。
種類は数種類でも、密度や厚み、重ねる順序でまったく座り心地が変わってくるので、新商品をつくるときは、いつも試行錯誤の連続です。

以上、いろいろなウレタンフォームのはなしでした。